ギャラリー GUCHIのスケッチブック

徒然なるまま気の向くままGUCHIが行った先でスケッチします。

はじめに 【スケッチの契機】

今から10年ほど前、庭に咲く可憐な花を見ていて、急にスケッチをしたくなりました。
スケッチなど、高校生の時以来で、何故そんな気分になったのか説明がつきません。ただ言えるのは、現在でも気持ちに余裕のある時以外はペンを持つ気になれないのが常ですが、その時はユッタリとした気持ちで、何かしたい、描きたい衝動に駆られたのでした。


最初は庭の草や花、次に身近にある生け花、蚊取り線香、魚の干物等手当たり次第に、それから風景画にと移っていきましたが、これらに共通するのは、いずれも短時間でスケッチし、着色は水彩絵の具でサッと、数枚まとめてします。


先日偶然にこんなことがありました。仕事上の付き合いのある方と話をしている内に、同じスケッチの趣味をもっていることがわかり、それ以来お互いに作品を見せあうようになりました。


しかし表現力やキャリア等、どれをとっても適う相手ではありません。現在はOBで、個展を定期的に開き、最近は2次元から3次元のアブストラクトな造形等を県展に出品されています。


この人のスケッチや着色はかなりアバウトなのですが、味があります。一時期はサヨリ、アジの干物、そして季節感を感じさせる桜の枝を添えたスケッチ等、真似てみましたがなかなか上手くいくものではありません。
現在でもたまにお会いして、一杯飲みながら批評を受けています。


元来が面倒くさがり屋なのですが、それまで毎年年末になると葉書のデザインに苦労させられていましたが、何人かの人の自分のスケッチした絵を印刷した年賀状を見て、これは楽で良いと思い、それ以後、年賀状のデザインはすべてスケッチとすることに決めました。お蔭で、悩みが一つ消えました。


軽井沢にて


H23.7.8   軽井沢のある店先で見つけたかわいらしい椅子が目に留まりスケッチする。
    白樺でさりげなく造られているがいかにも軽井沢らしい。